新設される準中型免許について

法改正により新たに追加される区分『準中型免許』についてご案内いたします。

最大積載量・車両総重量について

まずは今回の法改正を説明するにあたり、非常に重要となる『最大積載量』『車両総重量』について説明します。

最大積載量 最大積載量とは
【積載できる荷物の上限の重さ】です。
対象は【荷物】ですので、乗車する人の体重などは含みません。
いわゆる『2tトラック』などの○t部分はこの最大積載量を指しています。
車両総重量 車両総重量とは
【車両の重さ(車両重量)】+【乗れる人の重さ(55kg×乗車定員数)】
+【積める荷物の重さ(最大積載量)】のすべてを合わせた重さです。
運転免許上の『8t限定』などの○t部分はこの車両総重量を指しています。

現行制度と新制度の比較

現行制度と新制度
最大の特徴は何の免許も持っていない状態でも、最初から準中型免許が取れることです。
これにより高校を卒業したばかりの新入社員でも最初からドライバーとして活躍することができます。

新制度の車両区分

新制度の車両区分

新制度で運転できる車の種類

では、実際法改正後に各免許でどのような車両が運転できるのかを見てみましょう。

普通自動車

普通車
普通車は車両総重量が3.5t未満の車両になります。
トラック以外にも、一部の輸入車など大柄な車体のものは法改正以降に取得した普通車免許では運転できません。
2t車がNGになるため、トラックだと軽トラック程度に限られてきます。

準中型自動車

準中型車
いわゆる2tトラックの運転が可能な他、車両総重量が7.5t未満なら4tトラックも運転可能です。
冷凍車や小型移動式クレーンなど、架装の状況により7.5t以上の重量になる場合や、
最大積載量が4.5t以上になる場合は中型免許が必要です。

中型自動車

中型車
いわゆる4tトラックの運転が可能な他、4t程メジャーではありませんが、車両総重量が11t未満なら6tトラックも運転可能です。
最大積載量が6.5t以上になる場合や、車両総重量が11t以上になる場合は大型免許が必要です。

大型自動車

大型車
トラック系免許の最上位免許です。
最大積載量・車両総重量共に上限はありません。

現行制度と新制度の免許取得時限数について

運転免許を取得する場合、教習所にて1時限50分の教習を既定数受ける必要があります。
以下は各免許を取得する場合に必要な教習時限数の一覧です。
一番左が最初に取得する免許、二つ目以降が一つ左に記載のある免許を所持している場合の教習時限数です。
普通免許(後準中型免許(5t限定))及び準中型免許は18歳から、運転経歴が無い方でも取得可能ですが、
中型免許の場合は満20歳以上かつ普通免許等を取得してから2年の経歴
大型免許の場合は満21歳以上かつ普通免許等を取得してから3年の経歴
が必要になる点にご注意ください。

平成29年3月11日まで

普通免許
34時限
中型免許
15時限
大型免許
14時限
 
普通免許
34時限
大型免許
30時限
 

平成29年3月12日から

準中型免許(5t限定)
34時限(旧普通自動車免許)
準中型免許
4時限
中型免許
9時限
大型免許
14時限
 
準中型免許(5t限定)
34時限(旧普通自動車免許)
準中型免許
4時限
大型免許
23時限
 
準中型免許(5t限定)
34時限(旧普通自動車免許)
中型免許
11時限
大型免許
14時限
 
準中型免許(5t限定)
34時限(旧普通自動車免許)
大型免許
26時限
 
準中型免許
41時限
中型免許
9時限
大型免許
14時限
 
準中型免許
41時限
大型免許
23時限
 
新普通免許
34時限
中型免許
15時限
大型免許
14時限
 
新普通免許
34時限
大型免許
30時限
 
新普通免許
34時限
準中型免許
13時限
中型免許
9時限
大型免許
14時限

準中型免許に関するQ&A

準中型はどんな免許ですか?
普通免許と中型免許の間に位置する、新しいトラックの免許です。
車両総重量3.5t以上7.5t未満、最大積載量2t以上4.5t未満のいわゆる2tトラックが運転可能です。
18歳から、何の免許も持っていない状態からでもいきなり取得できることが最大の特徴です。
車両総重量3.5t以上の乗用車は新しい普通免許で運転できますか?
いいえ、車両の形にかかわらず、車両総重量3.5t以上の場合は準中型免許が必要になります。
また、車両総重量が3.5t未満で最大積載量が2t以上の場合も準中型免許が必要になります。
車両総重量・最大積載量・乗車定員のすべてが規定以内に収まっていなければ上位の免許が必要になるのでご注意ください。
どうして準中型免許ができたのでしょうか?
普通免許だけを持つ(=トラック運転の教育を受けていない)方が運転する4tトラックの事故が多かったため、その防止を目的に平成19年に中型免許が新設されました。
それに伴い普通免許で運転可能な範囲が

車両総重量8t未満、最大積載量5t未満から
車両総重量5t未満、最大積載量3t未満に変更になりました。

しかし、 荷台に冷凍・冷蔵装備等を持つ車両やユニック車など架装した車両の場合は車両総重量が5tを超えてしまうため、 いわゆる2tトラックであってもこのような車両は普通免許で運転できないという問題がでてきました。

更に上位免許である中型免許を取得するためには
『満20歳以上であること』『普通免許等を保有してから2年以上の経歴』
といった条件を満たしている必要があるため、高校新卒者などの若い人材が運送会社に就職するための大きな障害となっていました。

このような問題解決のため、今回新たに準中型免許が新設されることとなりました。
平成28年度で18歳になるのですがどのようなことに気を付ければ良いでしょうか?
平成29年3月11日までに免許取得できるのであれば先に普通免許を取ってしまうのがベストです。
平成29年3月12日以降だと新しい普通免許となってしまい、乗れる車両が限られて将来的に上位免許を取得する場合も それ以前に普通免許を取得した場合と比べてより多くの時間と費用が発生します。
平成29年3月11日までに「教習所の卒業」ではなく「免許の取得」までを終えていなければいけない点に注意してください。
現在普通免許を保有している人は乗れる車両の範囲が変わってしまうのでしょうか?
いいえ、変わりません。
法改正までに免許を取った場合、改正後はお持ちの普通免許が自動的に準中型5t限定免許に切り替わり、今まで通りの範囲で運転できます。
ただし、取消や失効などで免許がなくなってしまい、再度普通免許を取得する場合は新普通免許となり、新しい基準の範囲でしか運転できないのでご注意ください。
現在中型8t限定免許を保有している人は乗れる車両範囲が変わってしまうのでしょうか?
いいえ、変わりません。
法改正後も今まで通りの車両の範囲で運転できます。
ただし、取消や失効などで免許がなくなってしまい、再度普通免許を取得する場合は新普通免許となり、新しい基準の範囲でしか運転できないのでご注意ください。
普通免許ではなく準中型免許を取った方が良いのでしょうか?
法改正前に普通免許を取得できるのであれば先に普通免許を取ってしまうのがベストです。
誕生日などの関係で改正後でしか取得できない場合は、将来的に中型や大型といった上位免許を取得する予定がある場合や、
引っ越しなどで2tトラックを利用する可能性がある場合はその方が良いでしょう。
逆に、将来的にトラックを絶対に運転しないのであれば普通免許で十分といえます。
ただし、万が一普通免許取得後に準中型免許を取得する必要が出てきた場合は、 最初から準中型免許を取得するより長い時間と高い費用が必要になりますので注意が必要です。
準中型免許を取得する場合普通免許を取得する場合とどのような違いがありますか?
教習に使用する車両・必要な教習時間・視力条件が異なります。
特に視力に関しては、
普通免許の場合は良い方の目でで0.7以上、悪い方の目で0.3以上で取得可能ですが、 準中型免許の場合良い方の目でで0.8以上、悪い方の目で0.5以上必要なことに加えて、 大型車などと同じく遠近感を判断する力をみる「深視力」の検査も追加になります。
準中型免許を取得した場合でも、取得後1年間は初心者マークが必要ですか?
はい、準中型自動車を運転する場合には初心者マーク(初心運転者標識)の表示が必要です。
ただし、普通自動車を運転する場合には必要ありません。

←運転免許についてTOPへ戻る

  • 仮申込み
  • 資料請求
  • 空き枠確認

新設される準中型免許についてTOP